「ナナメの関係」の大切さ

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2016-09-09-18-38-53

Yahoo!アカデミアのリーダーシップ講演にNPOカタリバの代表、今村さんをお呼びして話を聞いた。カタリバは今、色々新しい事業展開をしているのだが、立ち上げられてから15年、ずっと変わらない軸として、「ナナメの関係」を大切にしているとのことだった。

「ナナメの関係」とは何だろうか。
先生-生徒、上司-部下などの「タテの関係」、同級生、同期などの「ヨコの関係」とは異なる関係。

同じ会社で、別の部署で働いている先輩。
幼馴染の先輩。
近所の後輩。
隣に住んでいるおじいちゃん。などなど。そういう人たちは全て「ナナメの関係」。

こういう「ナナメの関係」にある人から、ちょっとした刺激をもらって、自分の気づきや、力にしていく。それは一体なんなんだろうな、なぜナナメの関係がいいのかな、そう、思っていたんだが、話をお伺いしながらわかった。

この「ナナメの関係」にいる人って、「メンター」なんだ。

「メンターを大事にしよう」とよく言われてるし、僕もしょっちゅう言ってる。メンターを持とうって。あれだ。

メンター。上司でもなく、部下でもなく、同期、、、というよりむしろ、先輩とか後輩とかで、同じ部署にいないような人。そんなイメージを持っていたのだが、これ、一言でいえば、「ナナメの関係」ってことだ。

「ナナメの関係」の人、つまりメンターから刺激を得る。話を聞いてもらう。アドバイスをもらう。

ではどんな人をメンターになってもらうべきか。僕が考えるに、、、まずは何より、人間的にリスペクトできる人。そして、話をよく聞いてくれる人。さらにできれば、最後にちょろっと、僕の話をベースにアドバイスくれる人。話を聞いてくれ、僕の話をベースにアドバイスくれる、っていうのは、コーチに必要な要素だね。コーチングであり、フィードバック。

では一番最初の条件である「人間的にリスペクトできる人」は。

「社会的な地位が高い人」でもなく「よく知っている人」でもなく、だから例えば、年上でも年下でも構わない。なんなんだろうな、と思ったら、今村さんが、ふと言った。

「相手のことをリスペクトしている人」

確かにね!うん。まさにそうだ。俺はメンターでござい、偉いんだ!という人はまるでダメで。メンター側も、相手のことをリスペクト、つまりお互いリスペクトしているってことがとても大事だな。

そのリスペクトって、相手がデキる奴だ、イケてる奴だ、だからリスペクト、とかそういうことではなく、人間に対する敬意、なんだよな。人を優秀かどうか、使えるかどうか、で判断する人って、結構多いよね。

いるよね、社会的地位が高くなるにつれ、だんだん態度が変容してくる人。
僕がその人より社会的地位が「高い」と、「リスペクト」されるんだが、相対的に社会的地位が変わってくると、途端に、態度が変わったりする。こういう人とは、一瞬たりとも触れたくない。社会的地位なんて関係ないよな。

社会的な地位が高い人でもなく、コーチングの技術に長けている人でもなく、相手を、人間をリスペクトしている人。敬意を持って人の話が聞ける人。敬意を持ってフィードバックができる人。うん。本当にそうだ。

僕はそういう人が好きだし、そういう人にメンターになってほしい。
で、僕も一生懸命生きている人をみんなリスペクトしているから、ひょっとしたらメンターに向いているのかもしれない。

そのメンターがいることで、自分一人ではきづかないことに壁打ちしているうちに気づいたり、間違った方向を修正してくれたり、自分でも気付かない可能性を教えてくれたりする。

そんな、つながりの中で、人は成長していくんだと思う。
だからたくさん、メンター、つまり「ナナメの関係」があった方がいいよな。

カタリバが目指していることは、こういうことなんだなって、僕は理解した。
で、これは、僕らも目指していること。ヤフーであり、Yahoo!アカデミアであり。

Yahoo!アカデミアで、塾生同士で「ナナメの関係」をたくさん作っていきたいし、僕自身も、塾生みんなのよきメメンターとなっていきたいと考えている。そしてそこには、「お互いにリスペクトしあう関係」であることを、常に意識していようと思う。

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