プレゼンをたくさん聞いて。改めて要諦

Yahoo!アカデミアでは、毎年年末になるとプレゼン大会を行う。予選を2回やり、勝ち上がった猛者が、社長はじめ役員たちの前で経営課題につき語る。その内容は経営に反映される、大事な場だ。

今回は、グループ会社、そして社外にも門戸を広げた。予選は数人単位でやり、バラエティとんだ様々なプレゼンからプレゼンター同士で学び合う。

その一次予選はビデオ審査で、二次予選は全員分を生で審査した。130人分。今週4日間で予定を入れ、実施した。

で、一気に見ると、見えるものがある。
こういう要素が必要だよなぁ、ということ、改めて感じたことを記しておく。

1.パッションとロジック
これは全てのスタートだ。ロジックが不足していたら人は理解できないし、パッションがないと人はワクワクしない。

2.具体と抽象
未来を描くときに、例えば、という具体例は欠かせない。で、いくつか例を出した後、必ず「つまりこういうこと」という、抽象化されたまとめが欲しい。

具体例だけでは、その例でしか捉えられない。そのいくつかの例を、「つまりこういうこと」とまとめることで、「私はこの例をこんな意味で出しましたよ」というガイドになるし、その前後のロジックに繋げられる。

3.主観と客観
仕事はいつだって自分の信念や価値観によって描かれるアートだ。だからこそ、「私はこう考えます」という主張が必須。そうでないと「で、君は何がしたいんや?」となる。

と同時に、その主張は客観性があるよ、と示すことも必要だ。「〇〇という学者もこう言ってる」「統計資料からも言える」「中国ではまさに〜である」みたいな。これがないと、「これ、君がやりたいだけなんじゃない?」となる。人間の思考はわがままなのだ。

4.ビジョンとストーリー
プレゼンや企画は、常にワクワクする未来を描くもの。だから、ビジュアル化された未来を描く。これがビジョンだ。

ビジョンが現状から遠すぎたら、「うん、いいかもね、全人類的には」と思いつつ、俺らがやるものなの?というのがピンと来ない。一方で近すぎたら、「それ、未来じゃなくて、明日からやるべ?」となっちゃう。だから提示すべきは、「適度に遠い未来」だ。

スタートは、現状から。その未来が適度に遠いと、その道筋が見えない。だから、そのビジョンに向かうストーリーを描く。

多くの人が、現状分析に時間をかける。
でも、現在は、みんなが生きているこの社会だから、みんなわかるんだよな。としたら、ショートプレゼンでは「私は、こういう切り口で現状を解釈しました」という切り口にとどめてもいい。

未来のビジョンは、プレゼンする本人しかわからないことだ。だからこちらの描写と、近づくストーリーを丁寧に、深く行うのだ。

そして、ビジョンを語るうえでなによりも大事なのは、「Why?」を語ることだ。Why?を語るのはリーダーの役目。

未来は予測するものでなく創るもの、だから、意志なのだ。、そして意志=Willは、強いWhyによって突き動かされるものなのだ。

これらは、プレゼン、というか、仕事をする上でとても大事なスタンスだなぁ。みんなのプレゼンから感じた、プレゼンの要諦。

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